臨床Data

う蝕

5歳児dft分布




5歳になった時の虫歯(d)、修復済み(f)の歯の数の分布です。dftが0のきれいな口腔内は10人に3人です。目標は9人!!



初診年齢別の5歳児dft分布




初診時の年齢別に5歳になった時の虫歯(d)、修復済み(f)の歯の数の分布です。早くから来てくれた子供ほど5才になった時のdftが小さい傾向がある。小さいときから予防プログラムを実践することで健康な口腔を維持する事が可能であることが分かる。



6歳児DMFT分布



まだ永久歯が萌出直後。もう既にう蝕になってしまった。

12歳児DMFT分布



永久歯列が完成する時期、半数以上はカリエスのない状態。目標はDMFT0が90%!!

6歳と12歳児DMFT分布



たった6年の経過でカリエスのない小児が半分になってしまう。

6歳と12歳児DMFT分布



同じ人で6歳、12歳の時のDMFT変化。来院がつづくとカリエスフリーを維持できる可能性高い。しかし一方でカリエス処置のみを希望する場合、一部悪化を止めてあげられなかった。

20〜24歳児DMFT分布



20才になると10人に1人のカリエスフリーが残っている。

6歳、12歳、20歳のDMFT分布



6,12,20~24歳の時に来院し、DMFT記録が入力された患者のDMFT別割合。
6才から20才までに一気に虫歯が増えている現状がわかる。カリエスフリーの率が6歳では96%、20歳になると一気に7%に正に激減している。地域医療に携わる者として課題は大きい。ヘルスケア目標を達成しようとすると、6歳児の状態をキープしたい。

歯周病


年代別歯周病進行度



30代以降から中等度以上の歯周病に罹患する人が見られるようになります。
不幸にして若年から重度歯周病になる方も見られますが、グラフからも中等度を放置することで重度、初期を放置する事で中等度になるものと思われます。一度失ってしまった歯周組織の再生には未だ限界があります。特に初期から中等度の戻るうちに処置をすることでしょうか。

年別メンテナンス受診率



1年に1回以上メンテナンスを受診した人の割合。メンテナンス専用チェアーを整備したこともあって、来院者の70%を超す方が一度はメンテナンス(クリーニング)を受けておられます。メンテナンス自体が特殊な数少ないものではなくなってきている事を裏付けます。初診からの受診者の流れが出来上がって、その流れにそって治療がすすむようになってきた。80%までは上げることができると思う。
どうやってあと10%あげるか。どうやったらその価値をお伝えできるかが今後の課題。

初診年別メンテナンス受診数


初診年別に翌年以降にメンテナンスに年1回以上受診された方の割合です。
初診年直後から少しずつ受診される方の率が減っていくようです。それが20%ぐらいで落ち着く傾向が見られました。5人に1人が修復治療のあとも健康を維持するために受診を続けているデータです。

年齢別残存歯数


年をとると歯が無くなるということを、初診患者を対象にとったデータです。現在では平均余命が80歳となっています。食事をしたり、会話したり、歯が80歳で20本というのが日本歯科医師会の目標で、何とか支障ない程度に過ごせる本数との事です。何もせずに痛いときだけとかの来院を続けている場合には、年齢と共に歯も無くなる事がよく分かります。当然と言えば当然です。歯の修理をしても、決して元の天然歯に戻せた訳ではありません。歯周病もそうです。いかにこれまでの生活習慣を改善し、維持させるかが、鍵になります。

残存歯数でみたメンテナンスの効果


メンテナンスを受けていない人が赤、受け続ける人が青です。歯の本数だけをみても年齢とともにこんなに差がでるんです。データをとった自分たちもびっくりのデータです。こんなに違う!!



専門誌掲載

クインテッセンス 2014年2月号


デンタルハイジーン 2016年3月号


NICO 2016年5月号


デンタルダイアモンド 2016年5月号


学会発表

日本ヘルスケア歯科学会 2016年10月